折原文庫

ハリー・ポッターとスノモーの折原
2004.09.23

そんなに意外な話しでもなかろうが、オレはハリポタを全部読んでいる。この世界的ヒット作は、ハッキリ言ってこのテの児童文学というかファンタジーものというか、そういうのをたくさん読んでいる人からすると、やけにチープな感じがするに違い無い。かく言うわたくしもそう感じた一人である。

初めて1巻を読んだときは、主人公のお気楽さとクライマックスの何となくさ加減にがっかりした。これが大ヒットしているあのハリポタなのかと。もっといい作品いっぱいあるじゃんかよと。

しかしながらオレはそれでもメゲずにその後の巻も読み続けた。全くつまらなかったわけでもないし、いつか面白くなるかも知れないしと。

だが長いあいだ奇跡は起こらず、伏線ばかりはっておいて、あっけないエンディングばかり。そろそろ潮時かなと思って読んだ前作で少しだけマジックが起こった。今回は面白いぞと思ったのだ。

そして最近出た『不死鳥の騎士団』であるが、こいつがなんとも今までで一番面白かったのであーる!ついに来た!ハリポタはやっと此処まで辿り着いたのだ!いやーホント、2巻をあっという間に読んでしまいましたね。

ハリポタを見下しているヒトたちよ、見直す時期が来ましたよ。

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