折原文庫

珈琲と古い友人
2004.04.21

やっと病気が直りました。もうブツブツもひきました。やっぱ薬のせいだったようですな。みなさんも健康にはご注意を。

さて、話はかわりますが、以前サトーさんとPさんから引っ越し祝いにコーヒーメーカーをいただいた。それまでオレはコーヒーを生まれてから一度も入れたことがなかったが、これがやってみるとなかなか楽しい。いや、楽しいというのとも違うな、むしろ落ち着くという感じか。


オレがコーヒーを入れるのはだいたい打ち込みが完成したり、煮詰まったりした時なので、よけいにその静かな時間がいい。ゆっくりコーヒーを入れてそれをすすりながら、曲のプレイバックを聞くのは最高だ。だがだいたいそんなリフレッシュ状態にある場合は「これ失敗したな」とか「ここ直す必要あるな」とか、わりとネガティブな考えしかわかないので、結局全部飲み切る前に再びパソコンやキーボードに向かうことになるわけだ。

そういえば先日、DATを探していて、思わぬ古い作品が出てきた。それはオレとエンドーさんがスノモーを始める前にやっていたアンビエントで、まあ間接的にシンクとかかわるきっかけになった作品群だ。当時は4チャンのカセットに録音していたからまさかDATで残っているとか思いもよらなかったが、当時のオレはエラかった。

で、何年ぶりかに聞いてみると、これがなかなかイケる。当時のオレはなかなか熱かったね。アンビエントだけど。でそれを聞いていたら、さらにCD-Rにしてみようという気持ちが盛り上がり、曲作りもそっちのけで、最近はその編集なんかやっている。これを読んだ人たちの「そんなヒマがあったら新曲つくれよ!」という声が聞こえてきそうだが、まあいいじゃん。古い友人に会ったような気持ちです。

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