折原文庫

表現するということ
2004.02.07

今日知り合いが参加しているイラストの展示会に行って来た。最近はあまりそういうところに行っていたなかったが、久しぶりに行ってみていい刺激になった。

このテの展示会にありがちな、オレの苦手な「イラストというよりマンガ」的な作品がほとんどなかったというのも良かったし、有名なアーティストの作品もゲストとして展示されていたのだが、それよりもあまり有名でない人たちの作品がとても印象深かった。

おそらくまだ自分のスタイルが完全には確立してない人たちが多かったのだろう。表現方法は違えど、どの作品もみな方向を模索し、熱を帯びておった。

オレの知り合いの作品は、オレが受けていた本人の普段のイメージとはいい意味でまるっきり異なり、どこかスノモーの世界観とも通じるものがあって好きだった。しかし作品と本人のギャップというものこそ「表現」なのだ。

眠った自分を作品に投影し、それを世に出すこと。鎖につながれた自己はそれによって解放され、消化され、次の段階へすすむ。時にはそれが別の誰かにとっての代弁となり得ることこそ「表現」の根源であるのだ。

うーん、今日の日記は難しい話だね。とにかくオレもがんばろう!

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