折原文庫

酒井イイネ!
2004.03.29

この間レンタルビデオ屋に行ったら、「白線流し-二十五歳-」があったので借りて来た。今では全くテレビドラマを見なくなったオレだが、昔はよく見ていたものだ。中でも「白線流し」は長野県松本市を舞台にした学園もので、やけに切なくて好きだった。

で、久々に見た特番の「白線流し」。主人公たちはいろいろあってもう25歳となっている。このドラマのテーマでもある「夢を追い掛けることとは」みたいな青臭いこともだんだん不釣り合いな感じになってきている。色恋沙汰も昔より複雑になってきた。さわやかな胸キュンドラマだったのに、なんだか「ふぞろいの林檎たち」のあのいやーな感じもしてきている。

と、こう書くとダメ出しばかりであるが、そんなこともない。素晴らしいのは何と言っても酒井美紀の存在である。彼女の雰囲気こそが、このドラマを未だに田舎くさく、そして青春めいた爽やかな風を吹かせているのは間違いない。だいたい連ドラの頃から、酒井美紀は決してかわいくなかった。だがそれ故にリアリティーがあったのだろう。

そして25歳の酒井美紀はというと……なんとこれがまた未だあの頃のままだ!ほかの共演者はみんな垢抜けてきているのに!で、結局オレはドラマに夢中になって酒井美紀演ずる七倉園子が泣くシーンでは、思わずいっしょに泣いたね!

逆にムカついたのは長瀬智也演ずる大河内渉の生活力の無さ。絶対次回の特番では、その生活力の無さが問題になってひと波瀾あるに違いない。

ま、興味ないヒトにはまったくつまらない今日の日記でした。

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