VENUS IN SUMMER / nice music

'95/7発売 2ndマキシシングル

アルバム「ACROSS THE UNIVERSE」発売、売れ行きはそれほどでもなかったがその出来にひとまず満足した僕達は心機一転、次の方向性へと向かう。それは次のアルバム「POP RATIO」につながるポップ路線で、そのためにとにかくたくさんの曲を書いた。その中から夏っぽいイメージの曲を集めて作ったのがこのマキシシングル。マキシということもあってあまり話題になることのないCDだが、個人的にはとても好きな1枚。タイトル曲「Venus in summer」は自分で言うのも何だがとても良くできたテクノポップだと思うし、「片道だけの恋なんて」は「サーフ・テクノ」とも呼べるような一品だし、「Venus in summer (summer has gone)」は今やっていることの布石のようなものだし、「Low tide」は細野さんがやっていた「パシフィック」にも通じる「リゾート・ムーグ」と呼べるような出来だし、とにかく捨て曲がない。それと何と言ってもジャケットを「先ちゃん」こと江口寿史氏に書いてもらったこと。思えば小学生時代、江口さんのマンガからいろんなことを学ばせてもらった。その江口さんにジャケットを書いてもらうなんて。そんなこともあって自分にとっては本当に特別な1枚。
(佐藤清喜)